おいしいもん倶楽部

【古民家restaurant 淳】これぞ隠れ家レストラン!1組だけに注がれる最上級のもてなしとフレンチ料理


亀岡は旭町。
田畑や山が広がり、近くには牧場もあるような「日本のふるさと」の象徴のようなロケーション。
豊かな自然の中にところどころ集落があり、今回目指すゲストハウス藤原邸もそんな集落の中にあります。
マップを頼りに行けども、細道が複雑に入り組んだ集落内に翻弄されつつもどうにか到着。もちろんこういう立地なので駐車場完備。
「古民家restaurant 淳」は藤原邸の敷地内で、曜日限定・完全予約制でランチのみ営業されています。

外観からはレストランがあるとは到底見えない、歴史ある重厚な日本家屋。江戸後期に建てられたそうで築200年建つのだとか。立派な門をくぐり玄関横のレストラン専用玄関から靴を脱いで入店。
男前で優しい面立ちの長尾シェフが、笑顔で出迎えてくださいます。

こちら調理からサービスに至るまで、全て長尾シェフがおひとりで切り盛り。
ですのでスムーズな提供というわけにはいきませんが、その分ゆったりじっくり過ごすことができます。

店内はさらに雰囲気満点!部屋の造りはそのままで、ふすまや仏壇スペース?と思われる棚は立派そのもの。
ですが畳は新調され照明はさりげなく今どきのものだったりと、ところどころ手を加えられセンスよく設えられています。
広く安定感のあるテーブルに椅子での食事なので、和室といえど楽にいただけるのもうれしい。
そして部屋をぐるりと囲む廊下の窓からは明るい光が。昔懐かしい縁側を感じる事もできます。
窓越しに見える庭が美しくとても静か。こんな環境で食事ができるだけでも、わざわざやってきた甲斐があるというもの。しかもうれしい事に、この空間が貸切!
営業時間内で1部、2部と時間がわかれており、それぞれ1組貸切で提供されるので、自分たちだけのペース、時間でじっくり楽しむ事ができるのです。これはうれしい!

メニューはおまかせの「Deneuner」一択。前菜・野菜料理・スープ・魚料理・地鶏or鴨料理・デザート・コーヒーか紅茶がついて2,700円。え?ランチとはいえフルコースでこれだけついてお安くないですか?と驚きつつ、食事前のドリンクをオーダー。

ドリンクはフランスワインの他、フランス産無添加ジュースがスタンバイ。ワインはグラス以外に「ペアリング」というのがあり、料理に合わせて4種が少しずつ提供されるという贅沢な内容。ワイン好きさんにはこちらがおすすめかも?

前菜からじっくり時間をかけて提供してくださいますが、どれも地元食材をふんだんに使ったこだわりの内容。特に野菜はご自身で畑を耕すほどで、一部は長尾シェフ手づくりの野菜たち。
見た目から色鮮やかで新鮮なのがわかりますが、驚くほどの歯ごたえに味の濃さ。野菜ってこんなにおいしいのね!と改めて底力を実感。
素材だけでなく、見た目も鮮やかで丁寧に作られているのがわかる品々に感激しながら、前菜、スープとコースは進んでいきます。

魚料理「その日のお魚 その日の調理法で」
この時はパイに包まれていて、カットすると白身魚がたっぷり。口に入れるとふんわりほぐれる身に磯の香りがいっぱいに広がります。パイのサクサク感もベストマッチ。
あさりやあおさも入っているそうで、だから感じられる豊かな味と香り。器の鮮やかさも彩りを添えています。

肉料理は「七谷赤地鶏 腿肉のロースト」
ももですがふんわり柔らかく、噛めば噛むほど旨味が滲み出てくるような豊かな味わい。
皮はぱりっと香ばしく食感の違いも楽しめました。
鶏肉ってこんなにおいしかったっけ!?と思わず驚愕。

〆のドリンクさえもこだわりを持っておられ、コーヒーは有名カフェでも使用されているカフェタイムの豆を使用。1杯1杯丁寧にハンドドリップで淹れてくださいます。
ご自身が他のお店で食事をした時に、最後のドリンクがおいしくなく失望する事が何度もあったそう。
せっかく料理は完璧なのにそれは残念とすごく思われたそうで、自分はドリンクもきちんとおいしいものを提供したいと頑張っておられるそうです。

そしてドリンクに添えられているのは、ふわふわな自家製シフォンケーキ。
この前のデザートに使われていた、すももソースをつけながらどうぞという憎い演出で、これがまた相性抜群で絶品。最後までおいしくいただきました。

長尾シェフは祇園の有名フレンチで腕を磨かれただけあって、すべてが美しく絶品。そして貸切で自分たちのためだけに提供してくださるという贅沢さで、このお値段でいいのかと何だか申し訳なるぐらい。
最後の最後まで手をかけ提供されるところに、シェフのこだわりやおもてなしの心を感じました。
そして何より心のこもった料理は豊かな気持ちになれますね。
京都市内から遠く不便ですがわざわざ訪れる価値ありの、すべてが上質で幸せなランチタイムでした。

利用するには2日前までの予約が必要。
Facebookに最新情報がアップされていますので、空席確認の上予約をお願いします。
最近メディアで紹介された影響もあり満席が続いていますので、早めの検討がオススメ。

また春頃より、毎月最終日曜日に「カレーの日」が設けられています。
この日は予約ナシで特製カレーライスがいただけるのですが、価格がワンコインとこれまた破格!
普段調理で利用されている鶏の中には、コースメニューでは提供できない部位や旨みがあるそうで、それらを残したまま破棄するのはあまりにも贅沢、どうにか全てを使い切る事ができないかという想いから、カレーの日を思いつかれたのだそうです。
コースは敷居が高いと感じる方も、カレーライスなら気軽に利用できますよね。
コース利用前の下見がてらにいただくのもいいかも。
ご飯は地元、旭町のもちっとしたお米を使い、辛さ控えめでダシが効いた「日本風」な印象で食べやすく子供でも大丈夫そう。
きちんと作られ提供されるのに、これが500円で本当にいいの?と心配になるぐらい!こちらも是非味わっていただきたい一品です。
尚、カレーの日は予約不可で限定20食前後だそうなので、食べたい方は是非早めの時間にお越しください。
当日問い合わせはできますので、混雑具合や残り何食かなど確認されてからの来店をオススメします。

施設情報

古民家restaurant 淳

レストラン

古民家restaurant 淳
  • 京都府亀岡市旭町宮ノ元2
  • JR山陰線 八木駅よりタクシーで約10分(ゲストハウス藤原邸までとお伝えください)
  • 080-3133-3884
  • 水・木・土・日(完全予約制)
    2部制・1部 11:30~/2部 13:30~/close 16:00(1部につき1組のみの貸切制)
  • ※料理は「Deneuner」2,700円のみ。
  • カレーの日営業日:毎月最終日曜日(予約不可)
    営業時間:11:00~16:00(なくなり次第終了)
  • rs.jun0528

この記事を書いた人

ひょうどう真白

ライター

ひょうどう真白

趣味は写真とカフェ巡りとマラソンと自転車。新しいお店の情報を聞けば、自転車で西へ東へ北へ南へと走り回っています。こないだ行った「瀬戸芸」が楽しすぎて、秋会期も出向こうと企み中。

関連記事

関連記事はまだありません。

人気記事ランキング

まだデータがありません。

読みもの

特集

Menu