社寺さんぽ

【下鴨神社】糺の森に鎮座する世界遺産【賀茂御祖神社】


広さ12万4000平方メートルもあるという、うっそうとした糺の森の中に佇む下鴨神社。
ここは、京都在住20年のわたくし小春にとって、癒しのパワースポット
訪れるといつもパワーをもらえる気がする、特別な場所です。
正式名は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、その創祀は古く、崇神天皇の7年(紀元前90年)に神社の瑞垣の修造が行われたという記録があるほど。

糺の森から続く参道をずっと奥に進むと、鮮やかな朱色が印象的な楼門が見えてきます。

楼門を通り抜け、さらに中門をくぐり抜けたら本殿です。
ここにはご祭神として、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)の2神が祀られています。

2神は東西2つの本殿に分かれて祀られており、西本殿の賀茂建角身命は、古代の京都を開かれた神様―京都の守護神として祀られています。
また玉依媛命は、鴨川で禊をしていたところ、朱塗りの矢を拾い上賀茂神社の祭神である別雷神を身ごもったという神話も残されており、下鴨神社は古くから国民の安穏を祈願する守護神であるとともに、厄除、縁結び、子育ての神さまとして信仰されてきたのだそう。

そして、本殿の前には十二支を守る神様を祀っている7つの「言社」もあるので、本殿にお参りした後は、自分の干支の社に参拝する「干支参り」も合わせてどうぞ。

もう一ヶ所、忘れずに立ち寄りたいのが、楼門の前にある相生神社。
ここは縁結びの神様として知られ、女性の参拝者も多いところ。
すぐ脇には、2本の木が途中から1つに結ばれている「連理の賢木」があります。
京の七不思議の一つと言われている、何とも不思議な霊木。
しっかりと結びついたその様を目の当たりにすると、縁結びのパワーを信じずにはいられません。

授与所には源氏物語にちなんだ「縁結びおみくじ」があり、このデザインがまた素敵で、女性用は十二単を、男性用は衣冠束帯をモチーフとしているそう。
カラフルなおみくじが、社裏にたくさん吊るされている様子もまた可愛らしいですよ。

また、一つずつ柄の異なる女性守護の媛守(800円)などもあって、お気に入りをあれこれ探すのも楽しい。ぜひ直感で選んでみてください。

下鴨神社と言えば、毎年5月15日に行われる京都三大祭の一つ「葵祭」が有名。
「葵祭」とは下鴨神社とゆかりの深い上賀茂神社との例祭で、当日は平安貴族の格好をした人たちが列をなし、京都御所を出発。
500名以上にもなる行列が下鴨神社を経て、上賀茂神社へと向かいます。
糺の森で見る行列は、近代的な建物などが視界に入ることがなく、その様子は平安絵巻さながら。
初めて糺の森で葵祭を見た際は、まるで平安時代にタイムトリップしたような不思議な気持ちになったのを覚えています。

下鴨神社では、葵祭の前祭として5月3日に「流鏑馬神事」が行われるほか、1月4日には蹴鞠を奉納する儀式があったり、年間を通してさまざまな行事が催されています。
糺の森では手作り市が開かれるなど、イベントもいろいろ。
参拝した後は、ぜひじっくりと糺の森の散策も楽しんでみてください。

施設情報

下鴨神社(賀茂御祖神社)

神社

下鴨神社(賀茂御祖神社)

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ことり会

フリーランスな女子3人ユニット

ことり会

ことり会とは、ライターである江角悠子(2児の母)と椿屋こと山田涼子(兼国語講師)、イラストレーターの辻ヒロミというフリーランス女子3人が結成した「もっと京都を知ろう!」という集い。歴史を学び、素敵な場所に行き、おいしい料理を食し、かいらしいものを愛でる会です。会の名前は、初回の「ごはん食べ」で小春がふたりに贈った小鳥モチーフの雑貨から。

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