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【二条城+周辺散策】大政奉還の舞台となった世界遺産の城


2016年のNHK大河ドラマにも度々登場する二条城。
あまりにも有名なその城は、徳川家の栄枯盛衰を見守ってきた歴史的にも重要な観光スポットです。
徳川家康と豊臣秀頼が会見した場所としても知られ、大阪冬の陣・夏の陣ではここで軍議が開かれました。

さらに、今年は大政奉還150周年の記念の年。
京都市内では各地で様々なイベントが開催されています。

唐門(からもん)から入ると、二の丸御殿の車寄が目の前に。
鶯鳥(らんちょう)、松や牡丹といった豪華な欄間彫刻や、桧皮葺(ひわだぶき)の屋根などの存在感に圧倒されます。
多くの間に描かれた襖絵などを間近に見ることができ、時代の流れを肌で感じられる貴重な空間です。

また、二条城では3つの趣が異なる庭園も見どころ。
江戸時代に造られた二の丸庭園、明治時代の本丸庭園、昭和時代に造園された清流園があり、米国の日本庭園専門誌でも上位に選ばれた名園です。
桜の季節(3月下旬~4月上旬)にはライトアップも行われ、200本を超える桜たちが幽玄な美しさを誇ります。

また、近年より世界遺産でもあるお城で結婚式が挙げられるというウェディングプランが始まりました。
歴女にはたまらない魅力的な提案です!

さらに、二条城では保存・継承を目的として本格修理のため「一口城主募金」も受け付けています。
ことり会の面々も、観覧後に事務所に立ち寄ってきました。
寄付すると金額に応じて記念品や特典もあるので次代へと遺産を引き継ぐためにも一口、いかがですか?

二条城の南側を東西に走る御池通は、中心部では片側4車線もある広い道路となっていて、京都三大祭の祇園祭の鉾や時代祭の行列も練り歩く京都のシンボルストリートといえる道です。

御池通の名前の由来となったのが、この神泉苑
神泉苑は平安京造営の時に設けられた天皇御遊のための庭園で、園には当時、東西に220m、南北に440mもあったといわれる大規模な御遊池があり道がその池に通じていたことから、「御池通」と呼ばれるようになったと言われています。

ここへは天皇が訪れては池中に竜頭鷁首の舟を浮かべた遊宴が行われ、平安貴族が舟遊びを愉しんだとも伝わります。
弘法大師空海による雨乞いの修法が行われたことも。
疫病が流行ったときに行われた大祈祷会(御霊会)がのちに、京都の街中を練り歩く祇園祭へとなったのです。

鳥居の奥にちらりと見えている朱色の橋は法成橋といい、願い事を念じて渡ると必ずかなうと言われている橋。
行かれたらぜひ試してみてください!

二条城からJR二条駅にかけての御池通には、昔ながらのお店や話題のスイーツ店などが点在し、二条城の見学と合わせて、ぜひとも散策しておきたいエリア。

神泉苑の西側に位置する昭和44年創業の「喫茶チロル」は、いつも常連さんで賑わう、地元の人に愛される喫茶店。
京都を拠点に活動する劇団「ヨーロッパ企画」の御用達のお店としても知られています。
レトロな設えの店内は初めて訪れてもどこか懐かしく居心地のいい空間。
京ことばで気さくに話しかけてくれる店主さんの接客もうれしくて、近くにあれば、そりゃあ通いたくなるというもの。

カレーが名物なので、ランチ時に行かれたらぜひ。
昔懐かしいナポリタンの「イタリアン スパゲティー」や焼き飯、定食などもあって、本当に飽きずに通いたくなる要素が盛りだくさん。
朝6時からモーニングもいただけるので、観光前に立ち寄るのもオススメです。

神泉苑からやや北東に位置するのは、京都で最後の山幸(しゃんこ)屋「格子家」。 「山幸屋」とは、昔京都には何軒もあったというお菓子屋さんのことで、黒糖につけ込んだ「おこし」を山幸というのだそう。

こちらの名物は「泥棒してでも食べたい」ほどおいしいと言われたことから名づけられた「京しゃんこ どろぼう」。
油揚げしたおこし種を黒砂糖につけ込んだ甘いお菓子で、昔のまんまの味わいを出すために、今もご家族で手作りしておられます。

京町家の風情ある佇まい、店頭には井戸水で冷やされているラムネ、店内には昔懐かしいおやつが並び、童心に返ってお菓子選びをしてしまったのでした。

施設情報

元離宮二条城

史跡

元離宮二条城
  • 京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町541
  • 075-841-0096
  • 8:45~16:00(閉城17:00)
    ※二の丸御殿観覧時間9:00~16:00
    12月26日~1月4日、毎年12・1・7・8月の火曜休
    ※当該日が休日の場合は翌日が休城日
  • 一般600円、中高生350円、小学生200円
  • 公式ウェブサイト

この記事を書いた人

ことり会

フリーランスな女子3人ユニット

ことり会

ことり会とは、ライターである小春(1児の母)と椿屋(兼高校講師)、イラストレーターの辻ヒロミというフリーランス女子3人が結成した「もっと京都を知ろう!」という集い。歴史を学び、素敵な場所に行き、おいしい料理を食し、かいらしいものを愛でる会です。会の名前は、初回の「ごはん食べ」で小春がふたりに贈った小鳥から。

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