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【すみれや】「美味しい」から始める丁寧な暮らし。おうちみたいな乾物屋さん『すみれや』


こんにちは。大きな通りを行くよりも、できるだけ横道にそれたい系ライター 持木ユリイカです。

今日もより楽しそうな道を見つけて歩きます。

おもしろそうな匂いのする小道にはすかさず入り込んでお散歩していると、日だまりのなかに可愛いお花を咲かせた看板を発見。

昭和初期に建てられたという建物は、外から見ると今でも家族連れが住んでいそうなアットホームな雰囲気が漂います。

はやる思いを抑えながら引き戸をガラガラ。「ごめんくださーい」と言いたくなるような入り口。

靴を脱いで畳のお部屋に上がれば、日光が気持ちよく差し込んだ明るい店内。

清潔感のある商品棚が並ぶワクワクなスペースが広がっていました。

出迎えてくださったのは店主の春山さん。

朗らかな微笑みが素敵な女性です。

すみれやは乾物と生活雑貨のお店。

京都近郊の生産者さんがつくったものが並びます。

店内が商品で溢れているわけではありませんが、1つ1つの商品が大事にされているのが伝わってくるような品揃えです。

乾物といえども幅広し。

お米や麺類、珈琲やハーブティーもありますし、ハチミツやお豆などさまざま。

変わり種ではかわいいパッケージのパンケーキミックスも。

綾部のお米をつかった米粉を使用したもので、「夢のなかの家事」なんて妄想が始まりそうな名前の生産者さんが作っています。

すみれやで扱うのは、マーケットで出会って惚れ込んだ商品や店主春山さんの知人からの紹介で知った商品など、生きたつながりのあるものばかり。

味・品質・値ごろ感はもちろん生産者の人柄も重視して選んでいるそう。

「つながり」や「感覚」重視のセレクト。スーパーのように「生鮮コーナー」「調味料コーナー」などと区分されているわけではないのに、不思議と商品棚に調和がとれているのは、きっと春山さんの気持ちのこもった商品構成のなせるわざなんでしょう。

元々NGOや大学で南北問題や環境問題を扱っていた春山さん。

世界にはびこるおかしな事実に怒り続けていたら体調を崩してしまいました。

そこで、問題を解決する方法を考え抜いたところ、眉間にしわを寄せずに「楽しい」「美味しい」「納得できる」かたちでの解決を目指すべきという結論にいたったそう。

たしかに、論理立てて商品の存在意義をくどくど説明してもらうよりも、単純に「美味しい!」の方がわかりやすいですもんね。

問題に対して怒ってばかりではなく、解決するためにできるだけ楽しめる方法を選ぶというのは、私たちの普段の生活にも活かされそうな考えかたです。

春山さんの考えた「美味しい」解決法を表現したのがすみれや。

扱う商品は環境に適した生産方法をとっている生産者から仕入れています。

「大資本が入るとどうしても利益優先になってしまうので、丁寧に環境に配慮している生産者さんの製品はなかなか世に広まりにくいんです。

そんな商品を一般のかたに届けるのが私の役割。」といいます。

10年経つと、今のおじいちゃん・おばあちゃん世代の技術・文化は消えてしまいます。

消える前に次の世代へとつなぐことも意識されているそう。

「人生一度きりだから好きな生き方を選びたいよね」と座卓を囲んで話す春山さんと筆者。

座卓と座布団、実家に帰ってきたような安心感です。

やはり素敵なお店には素敵な店主がいるもんだなぁとひとりごちつつ、物欲がうずきだしたライターもお買い物。

最後に、仕事に家事にプライベートに忙しいkossmag世代におすすめの商品を聞いてみました。

おすすめはこちら!打豆とは、大豆を潰して乾燥させたもの。

健康にいい豆を食卓に取り入れたいけれど、下ごしらえが大変だなんてそこのあなたにピッタリの一品です。

火が通りやすいので下準備をほとんどせずに豆料理を作れるんです。

美山の美味しいハーブティーもゲット。

小分けで買えるものってプチギフトにピッタリ。

飲み友達に渡すために酔っ払いのために配合されたハーブティーを購入しました。

今後すみれやではワークショップやイベントの予定もあるそう。

「買う」だけでなく「学ぶ」もできるお店になっていきますね。

世界にはたくさん解決すべき問題が転がっていて、それを知るのも重要なことなのですが、まずは毎日の食品選びの視点を変えてみるのも充分意味があることなのだと思います。

おうちでの暮らしから始まる、世界をちょっとよくする行動、ちょっと意識してみようかな。

美味しいもの大好きだし。

~後日談~

飲み友達にハーブティーのちょこっとプレゼント。

「健康になれそうなお茶好きー!」友人氏。

打豆もお味噌汁に入れて朝ごはんに。

水からお鍋にいれて15分ほど炊けばいいので忙しい朝でも使いやすい!

食感がしっかりあって、でもホクホクしてて。お気に入り食材にランクインしたのでした。

施設情報

乾物と生活雑貨 すみれや

乾物屋

乾物と生活雑貨 すみれや
  • 京都市左京区田中里ノ前町49-1
  • 075-741-6673
  • 10:30~18:00
    定休日:火曜・第1月曜日
  • http://sumireya.org/

この記事を書いた人

持木ユリイカ

リバーサイドカフェの管理人

持木ユリイカ

京都暮らし8年目のアラサーライター。本業は曜日・時間帯で店長の変わるリバーサイドカフェの管理人。

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