おとながーる’sこーで

【連載コラム】vol.2 財布にも環境にも優しい"古着"をたしなむ


おとながーる’sコーデの連載担当持木です。
わたしがファッションコラムを担当させてもらえることになった理由は、普段たくさんの衣服に囲まれているから。

というのも実は、ちょっと変わった古着スペースbridgeの運営も行っているんです。
前回記事でも取り上げたリバーサイドカフェに併設された管理人室には、何故か古着が山盛り。性別・年代・テイスト・和洋関わらず様々な衣服が並んでいます。

bridgeはなかなか風変わりなシステム。古着はすべて100円~1,000円で販売しています。着物もコートも靴もTシャツもワンピースもその価格です。ブランドものであっても例外無しです。

【左】茶色のコーディネート
ワンピース:¥1,000
セーター:¥600
ショートブーツ:¥1,000
ニット帽:¥600
ネックレス:¥400
合計なんと:¥3,600

【右】ベージュのコーディネート
セーター:¥600
ストール:¥600
スカート:¥700
ブーツ:¥700
ブローチ:¥500
合計こちらもびっくり:¥3,100

なぜこんな型破りな価格設定なのかは、すべて譲っていただいたものだからです。

今だ衰えぬ断捨離ブームといえども、洋服ってゴミ箱に突っ込むにはなかなか勇気がいります。「来年使うかも」「もう着ないけれど、どうしても好き」「この洋服、あのイベントに着ていったなぁ」などと、ぐるぐる考えてなかなか捨てられません。でもフリマアプリに出品するのは面倒だったり、なかなか売れなかったり。「クローゼットのお片づけをしたい!」という方や「捨てるの悲しいしもったいないから誰かに着て欲しい」という方が服を譲ってくださいます。ですから、運営費程度の価格で販売できるというわけです。

つまり、bridgeは「服を捨てずに次の人へつなぐ場所」として生まれた場所。モノは捨てるのは簡単ですが、まだまだ着れる服、自分はもう着なくても他の誰かにとってはとっても魅力的かもしれません。

お金がない大学生時代から、それなりにお金を使えるようになった今でも私は古着が大好きです。 古着のよい点は、

  • 新品では出会わないような個性のある洋服と出会える
  • 他人とかぶりにくい
  • 品質が良いものでも安く手に入る
  • 安いからこそ普段着ないようなものにチャレンジしやすい

それ以外にも、「環境に優しい」という側面があります。きれいにディスプレイされた洋服店で買い物しているときは想像しにくいことですが、洋服をつくるには、綿の生産で使われる農薬の問題、染色工場からの排水による汚染など、環境に負担がかかっています。また、特に安い洋服に関しては、発展途上国の貧困層が劣悪な環境で生産に従事している現実もあります。

日本人1人あたり、1年間に洋服を10kg買って9kg捨てているというデータがあります。環境やどこかの国の誰かに負担をかけているならば、大量生産大量消費よりも、今ある洋服を大事にしたいです。

安く楽しくという欲求を満たしつつ、それが世界に極小でも良い影響を与えるのであればこんな素晴らしいことはないと思うのです。

Bridgeでは古着の引き取りも行っています。断捨離して暮らしを軽やかにすることはとてもいいことですが、捨てるその前に、誰かに譲ることができないかちょっと考えてみるのをおすすめします。自分とはまた違った着こなしをしたり、その洋服をもっと大事にしてくれる誰かが現れるかもしれません。

施設情報

古着スペースbridge

古着スペース

古着スペースbridge
  • 京都市左京区高野蓼原町25リバーサイドハイツ1F奥(リバーサイドカフェ内)
  • 変動します。Facebook掲載の2週間スケジュールをご覧ください。
  • riversidecafe.KYOTO
  • riversidecafe@a-con.jp
  • リバーサイドカフェ内にある、不要になった古着を捨てずに次の人へつなぐためのスペース。すべて100~1000円までで販売中。お譲りも大歓迎。

この記事を書いた人

持木ユリイカ

リバーサイドカフェの管理人

持木ユリイカ

京都暮らし8年目のアラサーライター。本業は曜日・時間帯で店長の変わるリバーサイドカフェの管理人。

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